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輸入住宅のメリット・デメリット

輸入住宅はデザイン性が高く、見た目のメリットが注目されがちです。しかしその他にも性能の高さなどのメリットがあり、その反面デメリットといえる部分もあります。ここでは、輸入住宅ならではのメリット・デメリットを紹介します。

輸入住宅のメリット

デザイン性が高く、憧れの家に住める

輸入住宅を建てるメリットといえば、やはりデザイン性の高さではないでしょうか。しかしひとくちに輸入住宅といっても、実はさまざまな種類があります。
たとえばアメリカ田舎にあるようなあたたかみのある「北米風」、アンティークな印象のある「英国風」は男性にも人気のあるスタイル。また、白やクリーム色の外壁に赤い屋根瓦の「南欧風」や、スウェーデンの住宅をイメージした大きな屋根が特徴的な「北欧風」などは可愛らしさが魅力です。輸入住宅は外観を見るだけでも楽しく、おしゃれな佇まいが通行人の目を引きます。外観はもちろん、内装にもおしゃれなデザインが施されているため、家の中にいれば憧れの空間に包まれ、外から帰ってくればセンスの良い外観を自慢したくなってしまいそうです。

性能が高く、丈夫な家が多い

輸入住宅が優れているといわれるのが、「耐久性」「耐火性」「耐震性」です。たとえば耐久性では、“100年住める”といわれるほど。輸入住宅は森林の多い国で生まれており、十分に乾燥した防腐・防虫処理がおこなわれた木材が豊富。
また輸入住宅は壁や床、天井など骨太な構造となっていることが多く、火災にも強いつくりとなっています。なかには“ファイヤーストップ材”が壁の中に組み込まれているものなどもあり、耐火性にも優れているといえるでしょう。

さらに安心なのが、輸入住宅は耐震性にも優れているという点。輸入住宅は2×4工法や2×6工法でつくられていることが多く、地震が頻発する日本でも安心して住める頑丈さを備えているのです。

「耐久性」「耐火性」「耐震性」の他にも「断熱性・気密性」に優れている

輸入住宅は北米や北欧など厳しい寒さに耐える家のつくりとなっており、断熱性や気密性に優れています。
ただ、日本は夏に蒸し暑く、冬は乾燥して寒いもの。「湿度・気温の高い夏は暑く、カビも生えやすいのでは?」と思われるかもしれません。ですが輸入住宅のほとんどは湿気対策もしっかりおこなっていることがほとんどのため、心配はないでしょう。

間取りにゆとりがあるからお部屋が広々

建築の設計をするうえで基準となる基本寸法をモジュールといいますが、輸入住宅はモジュールが大きいのが特徴。日本では910mmですが、ヨーロッパでは1,200mm、北米では1,220mmと1.3倍ほどの大きさです。基本の寸法が大きいため部屋のつくりも大きくなり、ゆったりとした間取りが実現できるのです。輸入住宅には吹き抜けなどの広々とした空間も多く、開放的な暮らしに心も明るくなりそうですね。

輸入住宅のデメリット

メンテナンスで困ることも

家を建て、住み続けていくうちにどうしても必要となるのがメンテナンス。建築をお願いした会社が対応してくれれば良いのですが、万が一その会社がなくなってしまった場合、近隣の大工さんなどに修理を依頼しなくてはならないでしょう。
しかし、輸入住宅は日本で普及して間もないもの。輸入住宅のつくりに詳しい大工さんがどれほどいるかわかりませんが、日本住宅ほど輸入住宅に詳しくないといえます。そのため、いざ輸入住宅のメンテナンスをお願いするときに、十分な対応ができる大工さんが少ない可能性があります。

内装にぴったりのインテリアになかなか出会えない

せっかくデザイン性の高い輸入住宅を手に入れたのならば、インテリアにもこだわりたいですよね。今では店舗やインターネットでさまざまな家具が売られていますが、輸入住宅のデザインやスケールに合った家具を見つけるのは意外と難しいのです。
そのうえ、デザインにこだわったり、広々とした間取りに合う大きめの家具などを購入するとなると、やはり価格も高めです。インテリアにこだわったあまりに生活が苦しくなってしまわぬようにしなければなりません。